【きれいめおやじを目指す】ユニクロのボタンダウンシャツを一風変わったクレリックシャツにリメイクした件

シャツリメイク

ご訪問くださり誠にありがとうございます。

今回リメイクしたのは、約10年ほど前に買ったユニクロのボタンダウンシャツです。

『きれいめおやじを目指す』僕としては、爽やかな雰囲気を持つこのシャツによく腕を通していたのですが、少し物足りなさも感じていました。

普通のロンドンストライプ柄のボタンダウンシャツなんですが、なんか今一なんです。

そこで、思い切ってリメイクすることにしました。

この記事では、アラフィフのおじさんがミシンをカタカタいわせて、ユニクロのボタンダウンシャツを一風変わったクレリックシャツにリメイクした件についてご紹介させていただきます。

もしもシャツのリメイクや、一風変わったシャツにご興味がおありであれば、何かしらご参考になるのではないかとおもいます。

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今回リメイクしたユニクロのボタンダウンシャツとは?

痛い程普通です。

良く言えば『盤石』、悪く言えば『面白みがない』ボタンダウンシャツです。

白地にサックスはとても爽やかで『きれいめおやじ』にぴったりだなと独り言ちていました。

10年近く着ました。

ユニクロのシャツは品質がとても良いです。

このシャツも、特にどこか傷んでいる訳ではないのですが、思い切ってリメイクの俎上にのぼらせました。

ソーイングの腕もたいしてないので、自分のできる範囲でのリメイクを頑張ろうと思いました。

それで、襟と台襟、カフスをリメイクすることにしました。

どんな襟型にしたかったのか?

この本は、『Gentleman A Timeless Fashion』という題の本です。

以前旅行で訪れたロンドンの本屋で購入しました。

高かったんですが、『一生もの』だと思って購入しました。

20年以上前に購入したのですが、確かにtimelessなアイテムばかりなので、今でも服選びの『道しるべ』のように重宝しています

シャツのいろいろな襟型が紹介されている項目があります。

今回は、この襟型にしたいと思いました。

英語の説明書きには『spread collar』とありましたので、『スプレッドカラー』と呼ぶことにしました。

クレリックシャツについての疑問

hands of a person holding a pile of folded shirts
Photo by Towfiqu barbhuiya on Pexels.com

やっぱり、シャツの表情を決めるのは『襟型』です。

程よく開いたワイドカラーは品の良い襟型です。

「この襟型でクレリックシャツにしよう」と鼻息荒くひとり叫びました。

しかし、クレリックシャツについて以前からある疑問を抱いていました。

それは「クレリックシャツはなんで襟が白だけなんだろう?」という疑問です。

先にご紹介したGentlman a Timeless Fashionの本にも、特に言及はありませんでした。

そこで、クレリックシャツについてちょっと調べてみました。

そもそも『クレリック(cleric)』とは英語で、『聖職者』を意味する言葉です。

牧師が着ていた僧服(襟が白い服)に似ていることから名付けられたという説があります。

「クレリックシャツ」ですが、この呼び名は和製英語ですので日本以外では通用しません。

英語では、

・カラーセパレーテッドシャツ

・カラーディファレントシャツ

・ホワイトカラーシャツ

と呼ばれています。

元々は襟や袖口は消耗しやすいので、その部分だけ取り替えて着られるようにと考えられた労働者向けのシャツだったようです。

しかし、いくらネット中を漁りに漁り、画像を穴のあくほど見ても、白以外の色のクレリックシャツは見当たりません。

「じゃあ、作ってみるか!」

と、勝手にチャレンジ精神を発動させ、白以外の生地を使ってクレリックシャツ(こう呼んでいいのか微妙・・・)にリメイクすることにしました。

リメイクするのに使ったのはどんな生地か?

こんな生地です。

襟と台襟、カフスの表はブルーの生地を使うことにしました。

それだけでは何となく寂しかったので、襟裏とカフスの内側にはマドラスチェックの生地を持ってくることにしました。

白ベースのストライプ柄の身頃にブルーのワイドスプレッドカラーが付く仕様になります。

確かに、こんなデザインのシャツは見たことがありません。

カフスも同じブルーの生地を使います。

ちなみに、生地の購入先はイオンです。

イオンの手芸コーナーを訪問し(忍びこみ)、女性店員や他のお客さんからの暖かな(焼けつくような)視線に見守られ(見張られ)、何とかゲットした材料(戦利品)です。

アラフィフのおじさんが、一人で生地をとっかえひっかえ吟味している姿は、全国的にも珍しいのではないでしょうか?

次はいよいよリメイクに取り掛かります。

リメイクに格闘するアラフィフのおじさん

最初に、襟と台襟、カフスをはずします。

生地を傷めないように慎重にリッパーを使っていきます。

ボタンダウンの襟を留めるボタンもはずします。

襟から台襟もはずします。

襟と台襟の型取り~生地カット~接着芯貼り付けまで

僕はソーイング初心者なので、知らないこと分からないことばかりです。

奥さんがソーイング初心者向けの本を買ってくれたものの、見てもよくわかりません。

僕は以前、リフォーム会社に勤務していたことがあります。

その経験を役立てようと思いました。

なので、ソーイングとは言うものの、感覚としては『大工系DIY』に近い感じでリメイクを進めていきます。

はじめに、襟と台襟の型取りをします。

それから、戦利品の生地の上にはずした襟と台襟を乗せ、縫い代を含めた部分に印を付けます。

襟に鉛筆でマーキングしちゃってます。ズボラですね~

ソーイングの世界では普通、すぐに消せるチャコペンシルを使うのですが、DIYっぽく鉛筆で付けます。

「後で消しゴムで消せばいいや、消えなければ生地を裏側にすればいいや」

といったズボラなリメイクです。

襟は、ボタンダウンからスプレッドカラーに変更するので、角度を変えてマーキングします。

襟の裏側はマドラスチェックの生地を使うので、カットしたブルーの生地を乗せて切り飛ばします。

台襟には襟と同じブルーの生地を使います。

表と裏で2枚必要になります。

一応生地がずれないように待ち針で留めてからカットします。

次は襟に接着芯を貼るのですが・・・ここで失敗💦

自分超バカでした。

接着芯は表側にくる襟(ブルー)の生地に貼るのに、内側のマドラスチェックの生地に貼ってしまいました。

しかも、その時はまったく気付いておらず、縫い終わってから気付くという体たらくです💦

台襟にもカットした接着芯を貼ります。

接着芯は、ピカピカした側が接着面です。

間違えるとアイロン台に貼り付けることになってしまいます。

何とか無事に襟と台襟に接着芯を貼り終えました。

しかし、マドラスチェックに接着芯が・・・痛い・・・痛すぎる~。

カフスの型取り~カット~接着芯を貼りまで

続いてはカフスです。

ユニクロのシャツのカフスはめちゃめちゃ普通です。

サイズも普通です。

このシャツは洗濯を繰り返したせいか、袖自体がやや短くなっていました。

そして僕は、長目のカフスが好きなので、サイズを変更します。

ユニクロシャツのカフスはだいたい6㎝程です。

長すぎてもあれなので、今回は8.5㎝にします。

まずは別の生地でゲージを作ります。

必要な長さと縫い代を含めて印付けをします。

これも構わず鉛筆攻撃です。

ゲージに合わせて生地をカットします。

そして接着芯を貼ります。

ブルーの生地が外側にくるので、間違えないように貼ります。

カフスの内側にくるマドラスチェックの生地もゲージに合わせてカットします。

カフスを縫う

生地の裏側同士を合わせて縫います。

縫い代を1㎝ほど残して縫っていきます。

カーブが難しいです。

左右で違ったカーブになってしまうのが玉にキズです。

縫い終わった後は、縫い代を5ミリくらい残してカットします。

角はギザギザにカットすると表に返した時にきれいにカーブのラインが出ます。

表に返したところです。

やっぱりカーブが難しい・・・

微妙に全部違うライン取りに・・・

修業が足りないです。

作ったカフスを袖に縫い付ける

ミシンの作業は気を遣います。

ミシンに注意が行き過ぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました。

なので、写真が少ないです。スミマセン・・・

肝心の袖にカフスを縫い付ける写真がないです。

ブルーのカフスの縫い代に袖を合わせて縫います。

それから内側(マドラスチェック側)の生地を縫い代分だけ折り込んで袖に縫い付けます。

この写真は縫い付けた後、ステッチを入れているところです。

何とか縫いあがりました。

あとは、ボタンホールを作り、ボタンを付ければカフスは完成です。

ボタンホールとボタン付けは後でまとめて作ります。

襟を縫う

シャツの『顔』とも言える襟の工程です。

写真がなくて本当にスミマセン。

カフス同様、縫い代通りに縫います。

内側同士を合わせて待ち針で留め、縫います。

縫い終わったら5ミリくらい残して縫い代をカットします。

角は2ミリほど残すようにします。

それから表に返して形を整えます。

こんな感じになります。

スプレッドカラーの形になっています。
裏のマドラスチェックがまぶしいです。

予定通り、外側はブルーで内側はマドラスチェックです。

これまで、たくさんのシャツを見てきましたが、マドラスチェックの襟裏にお目にかかったことはありません。

「世界に1着のシャツだ!」と勝手に鼻の穴を膨らませて叫ばせてもらいました。

気分だけ盛り上がっていたせいで、写真がおろそかになってしまいました。💦

襟に台襟を縫い付ける

まずは、2枚の台襟で襟を挟み、『しつけ』をします。

『しつけ』をすると、生地がずれるのを防いでくれます。

反対に、面倒くさがって『しつけ』をしないと縫っていくうちに生地がずれて大変なことになります。

(痛い経験あり・・・)

縫い代を5ミリくらい残してカットします。

スプレッドカラーの襟になっています!

ステッチを縫い、表に返すとこんな感じです。

ちらりと襟裏のマドラスチェックが・・・

襟を身頃に縫う

縫う前にまずは『しつけ』をします。

『しつけ』をした糸ギリギリのラインを縫っていきます。

縫い終わったら、内側に倒します。(写真がなくてスミマセン)

そして、台襟をぐるりと一周縫います。

台襟を縫い、襟が身頃に縫いつきました。

ボタンホールを作り、ボタンを付ける

アラフィフソーイング初心者の僕が使っているミシンにはボタンホールを作る専用の部品が付属しています。

付けるボタンの大きさに合わせたボタンホールを縫ってくれるので、とても便利です。

チャンネルを合わせ、フットレバーを踏むと自動で縫ってくれて、勝手に止まってくれます。

こんな感じでボタンホールを作ってくれます。

今回のカフスは8.5㎝とやや長めなので、ボタン2個仕様にしました。

ボタンホールの間をやや狭めにしました。

リッパーで慎重に切ります。

カフスのステッチのラインがガタガタ・・・

写真はないのですが、台襟にもボタンホールを作りました。(第1ボタン)

ユニクロのシャツリメイク完成

ついに、ユニクロボタンダウンシャツのリメイクが完成しました。

リメイク箇所のご紹介です。

・カフス

よく見るとミシンの縫い目が曲がっていたりします。

それでも、自分の好きなデザインにリメイクすることができました。

・襟と台襟

Gentleman a timeless fashion で見たスプレッドカラーシャツにリメイクすることができました。

普段は見えない襟裏も、時にはチラリとマドラスチェックが顔を出すかもしれません。

偉そうにしていて恐縮ですが、着るとこんな感じです。

身頃が白で、襟とカフスがブルーのシャツはお目にかかったことがありません。

トラッドな雰囲気を残しつつも斬新なシャツとなりました。

時計にカフスがかぶさらないように少し折るのがお気に入りです。

まとめ

full frame shot of multi colored pencils in store
Photo by Skitterphoto on Pexels.com

長らくお付き合いくださりありがとうございます。

アラフィフソーイング初心者の僕でも好みのデザインでシャツをリメイクすることができました。

一風変わったシャツにリメイクしましたが、実際は『クレリックシャツ』とは呼べないこともわかりました。

『クレリックシャツ』は襟が白でないといけません。

なので『カラーディファレントシャツ』と呼びたいと思います。

『カラディファシャツ』と勝手に呼び名を付けることにしました。

最近のミシンは本当に高性能です。

ご参考まで、ソーイング初心者の僕が使っているミシンをご紹介します。

ブラザーと手芸専門店であるユザワヤがコラボした初心者向けのミシンです。

こんな感じのコンピューターミシンです。
ユザワヤのキャラクターマーク入りです。

一番便利なのは、やっぱりボタンホールを作りやすいことです。

専用の白い部品に取り換えるだけでOKです。

ボタンホールの形も選べて便利です。

ミシンもたくさんあってなかなか選べませんでした。

このミシンは、ユザワヤ芸術学院の講師36人が操作テストをおこなった中で人気ナンバーワンに輝いたミシンです。

ボビンに糸を巻くところ、下糸の準備、針に糸を通すサポート機能など、至れり尽くせりのミシンです。

ボビンに糸をきれいに巻いてくれる
ボビンを入れて糸を溝にはわせるだけ
補助機能によって針穴に糸が通ってしまう

自分のソーイング技術はとりあえず横に置いておいて、縫うまでのハードルを「これでもか!」というぐらい下げてくれます。

「自分もソーイングに挑戦してみたい」、「またソーイングやってみよう」と思われる皆様には心からおすすめできるミシンです。

ちなみに僕は楽天で買いました。

もしもご興味がおありでしたら、この機会にのぞいてみてはいかがでしょうか?

家庭用ミシン 『アニュドール ブランII CPE1501』 brother ブラザー コンピューターミシン

最後までお読みいくださりありがとうございました。

また次の記事でお目にかかりましょう。

 

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