ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツの襟、袖、ポケットをリメイクしクレージーパターンにした件

シャツリメイク

シャツに関してこのような理由でガッカリしたご経験はありませんか?

「せっかく気に入っていた(値の張った)シャツなのに、襟周りが色あせして着られなくなってしまった」

特にブルーなどの色シャツだとありがちです。

白いシャツの場合は、襟周りの黄ばみが気になります。

シャツは襟周りと袖口しかほとんど汚れませんし、傷みません。

ところが、シャツの顔は襟なので、汚れたり色褪せたりすると気になるものです。

今回リメイクしたブルックスブラザーズのボタンダウンシャツも、襟周りが色あせてしまいました。

それで『新たな息吹を吹き込む』べくリメイクすることにしました。

その顛末についてご紹介させていただきます。

シャツのリメイクなど、なかなかやってみようとは思わないかもしれません。

お金を出せば、洋服直し屋さんでリメイクしてもらえます。

しかしです。

これからの時代はSDGsを前進させなければなりません。

ほんの小さなことかもしれませんが、手持ちの気に入ったシャツを自分でリメイクし、生き返らせるなら寿命がぐっと延びます。

捨てるものが少なくなります。

しかも、自分で手をかけているのでリメイクしたシャツへの愛着が増します。

大切に着ます。

大量消費時代ではありますが『手持ちの物を大切にする』気持ちを大事にしたいです。

僕のようなソーイング初心者の方でも、どこかご参考になるところがあるといいなと思いつつ、記事を進めさせていただきます。

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リメイクの俎上に上らせたブルックスブラザーズのボタンダウンシャツとは?

友人が「着ない」と言って譲ってくれたブルックスブラザーズのボタンダウンシャツです。

色がパープル、柄がチェックとやや派手目ですが、デザインがトラッドなボタンダウンなので、それ程インパクトはないと思って着ていました。

襟の色褪せはどんな具合だったか?

汗をかく時期に着るシャツなので、劣化も早いのかもしれません。

襟周りの色褪せが進んでしまいました。

写真だとわかりにくいですね。

このシャツはYシャツのように、着る前には必ずアイロンをかけていました。

結構色褪せが目立っていたので、暑くなる前にリメイクしてみようと思い立ったのでした。

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツをどのようにリメイクしようと思ったか?

最近、芸能人のファッションの中にちらほらクレイジーパターンのシャツを見かけていました。

クレイジーパターンのシャツとは、襟や身頃やポケットなど、シャツのパーツごとに色や柄などがいろいろ変えられている面白いシャツです。

全部のパーツをリメイクするのは大変な気がしました。

それで、襟と台襟とポケットをリメイクすることにしました。
(いつもと変わらないじゃん💦)

ブルックスブラザーズのシャツの襟型は美しいです。

今回は、ブルックスブラザーズに敬意と感謝を表し、形も大きさもブルックスブラザーズと同じにしようと思いました。

しかし、せっかくリメイクするので、クレイジーパターンに何か一つポイントを付け加えたいという欲が出てきました。

それで、左右の襟の生地を変えてみることにしました。

つまり、襟の真後ろで2種類の生地をつなぎ合わせ、1枚の襟を作ることにしたのです。

今回、リメイクに使う生地はこの4種類です。

襟には、青い大きいギンガムチェックの生地と黄色のギンガムチェックの生地を使うことにしました。

襟裏には白い生地を使います。

台襟には黄色いギンガムチェックの生地と青い小さなギンガムチェックの生地を使います。

ポケットには襟にも使った青の大柄なギンガムチェックの生地を使います。

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツについてちょっと話

この記事でも『ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ』などとと呼んでいますが、実はブルックスブラザーズに限ってこのシャツには正しい呼び方があります。

『ポロカラーシャツ』がその名です。

ブルックスブラザーズ創業者の孫がイギリスでポロ競技を見ていた際、彼は選手の襟がボタンで留められていたことに気付きました。

襟先をボタンで留めているので、競技者が馬で走り回り風を受けても襟がヒラヒラせず実用的だと思ったそうです。

本国に戻り、店のシャツ襟にボタンを付け販売したところ大ヒットしました。

その後、アイビーリーグのエリート達に支持されるようになりました。

彼らは卒業後、実業家になったり政府の要職に就き、大統領になった人もいました。

こうして、ブルックスブラザーズの『ポロカラーシャツ』はアメリカのエリート紳士が身に付ける服として根を降ろしていきました。

その人気は今でも続いています。

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツリメイクスタート

road traffic beach sand
Photo by Ann H on Pexels.com

いよいよリメイクスタートです。

ブルックスブラザーズへの敬意と感謝をこめつつ、丁寧に進めたいと思います。

襟と台襟を外す

リッパーを使って襟と台襟を外します。

身頃の生地を傷めないように慎重にリッパーを進めます。

次は、外したパーツを基に同じサイズの襟を台襟を作ります。

襟と台襟の生地を作る

まずはアイロンをかけ、しわを伸ばしてきちんとした大きさを出します。

買ってきた新しい生地の上に襟を載せ、待ち針で留めます。

縫い代を1㎝残して印を付けます。

今回のシャツは襟がクレージーパターンになるので、左右別の生地を使います。

半分ずつの大きさにカットし縫い合わせることになります。

生地をカットしました。

上、右、下の3方向は1㎝の縫い代を残してカットします。

襟の真ん中に来る部分は、別の生地を縫い合わせるため、縫い代を1.5㎝残します。

作り変えるブルーとイエローの生地をカットしました。

ギンガムチェックの柄が合うように注意しながらカットしました。

表地と裏地の2枚ずつ必要になります。

襟と台襟の生地をカットし終えました。

写真では1枚ずつですが、表地と裏地の2枚カットします。

ジョイント部分をミシンで縫います。

そのあと、襟芯をアイロンで張り付ければ準備完了です。

ジョイント部分を縫い合わせ、襟芯をアイロンで貼ったところです。

それらしい形になりました。

襟と台襟がそれぞれ真ん中から色違いになるようにしました。

ギンガムチェックの柄も合わせることができてホッとします。

外した襟を乗せてみるとこんな感じです。

ちょうど真ん中くらいで貼り合わせることができました。

周囲は縫い代の分大きくなっています。

表同士を合わせて縫います。

真っすぐ縫っていかないと表に返した時に縫ったラインがデコボコしてしまって襟の形がキレイになりません。

緊張感を持って慎重に縫っていきます。

台襟に縫い付ける部分以外の3方向を縫います。

縫いあがりました。

表に返し、ブルックスブラザーズと同じ6ミリのステッチを入れたところです。

ミシンについている専用の部材を使ってボタンホールを作りました。

これを失敗すると直すのが大変なので慎重に進めます。

次は、襟を台襟と縫い合わせる工程です。

台襟の表地と裏地の間に襟を挟んで待ち針で留めておきます。

このままミシンで縫えれば早いんですが、そうはいきません。

台襟は微妙に湾曲しているので、ミシンで縫ってもずれてしまったり、生地が重なって縫えてしまったりしてうまくいきません。

なので、まずは手縫いで『しつけ』をします。

湾曲した生地をミシンで縫っていく時に、襟と台襟がずれてしまわないようにするための下準備です。

今度はしつけした糸の内側をミシンで縫います。

縫い終わったら、角に切れ込みを入れます。

これをやっておくと、表に返した時にいいラインが出ます。

襟と台襟が縫いあがりました。

ボタンホールも無事に付けることができました。

ここまでくると、やっとシャツの襟らしくなります。

ほっとひと段落です。

襟を身頃に縫い付ける

次の工程は、出来上がった襟を身頃に取り付ける作業です。

台襟の内側を最初に身頃に縫い付けます。

写真だとわかりにくいのですが、台襟の端1㎝のところ(縫い代部分)を縫い、縫いあがったラインを内側に倒してアイロンをかけます。

それから外側(表側)の縫い代分を内側に折り込みアイロンをかけます。

表側を縫っているところです。

実は一度縫うのを失敗してしまいました。

糸を抜き取った後再びぐるりと縫っています。

(よく見ると針の穴が見える・・・💦)

ミシンに付属している専用の部材を使ってボタンホールを付けます。

身頃に縫い付けることができました。

ちなみに、襟裏はこうなっています。

新しい生地は結構薄地だったので、色付きだと表地に透けるかもしれないと思い、白にしました。

襟の完成です!

ブルックスブラザーズのシャツから外したボタンを付けています。

袖のリメイクにもチェレンジしてみよう!

無事、襟が完成したところで、ふと「せっかくクレイジーパターンのシャツにするんだから袖もやってみたい」

と思ってしまいました。

それで、初めてのチャレンジなのですが、袖もリメイクしてみることにしました。

両袖は大変そうだし、初めての試みなので片方だけリメイクすることにしました。

裏返したところです。

肩のラインと、腕の内側のラインの縫い目をリッパーでほどきます。

ここで注意したのは、袖の縫い方がどうなっているのか?ということです。

新たな袖を縫い付ける時に同じように縫わねばなりません。

この縫い方は『折り伏せ縫い』というそうです。

写真で見てもよくわからないと思いますが、カットした生地を反対の生地で包むように巻いてからもう一回縫っています。

袖を外し終えたら、今度は袖先をほどきます。

1枚の生地に広げてから同じ大きさに新しい生地をカットします。

やっと全部外し終えることができました。

外すだけでも結構手間がかかります。💦

新しい生地はイエローにしてみました。

同じ大きさにカットします。

外した生地をゲージにして、同じ大きさ、同じラインにアイロンを当てます。

これをやっておくと、縫うのが楽です。

袖先の折り返した部分を先に縫いあげます。

(実はここでも一回縫うのを失敗してしまい、やり直してます💦)

肩のラインを一度折り返してから縫います。(黄色のシャツ)

そして、お互いの生地を合わせてしつけをかけます。

それから、黄色の生地でパープルの生地を巻き込みます。

しつけを終えました。

内側を縫い合わせます。

黄色の生地でパープルの生地を巻きこみ、表に返します。

そして縫います。

黄色とパープルの境目から1㎝のところを縫っています。

袖の下側も同じようにして縫います。

やっと袖が完成しました。

初めてだったのでどうなるかと思いましたが、何とか仕上がりました。

ブルックスブラザーズの元の縫い方をよく見てそれを真似しただけですが・・・

最後は胸ポケットのリメイク

生地にはまだ余裕があり、せっかくの機会なので胸ポケットもリメイクすることにしました。

まずはリッパーで胸ポケットを外します。

外したポケットを新たな生地に載せ、縫い代を取り、印を付けてからカットします。

ここで失敗しやすいのは、ポケット上部の折り返してある部分を先に縫っておくのを忘れてしまうことです。

身頃に縫い付けてからだと縫えなくなってしまいます。

要注意です。(失敗の経験あり💦)

ポケットの端2ミリくらいのところを縫います。

やっていくうちに2ミリのところを縫うのも慣れてきます。

無事、胸ポケットも完成しました。

まとめ

この記事の最後に、今回のクレイジーパターンシャツへのリメイクをまとめたいと思います。

完成の全体像はこのようになりました。

襟の色褪せによって着られなくなったシャツをリメイクすることによって、すっかり生まれ変わりました。

まだまだ愛用していけます。

自分でリメイクすると、大切に着ようと思いますし、気分も上がります。

シャツ好きの皆様におすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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