ご訪問いただきましてありがとうございます。
訪問介護に携わる介護福祉士のサード・ラプソディです。
在宅で介護を行っていると、こうした状況に直面するかもしれません。
・定期的な受診をしたところ状態が悪く、そのまま入院になってしまった。
幸い、重篤ではなく、治療によって退院の目途が立つかもしれません。
その場合、今度は退院後の生活のことを考えておく必要があります。
入院前とはお体の状態が異なり、手厚いサポートが必要になるかもしれません。
このような心配があるかもしれません。
・それほど頻繁に親のところへは通えない。
訪問ヘルパーの仕事をしていると、このようなお話しを伺うことがよくあります。
決断を迫られる状況です。
・それとも、独居生活に見切りをつけ施設を探すか?
今回の記事では、親御さんの退院後の生活を見据えて、今のうちに何ができるかご紹介したいと思います。
この記事は約5分で読むことができます。
はっきりとした見通しがあるのとないのとでは、ご本人にとっても、ご家族にとっても生活上の安心感や心の負担が大きく変わってきます。
是非ご一読いただければ幸いです。
この記事でわかること
順番に取り上げたいと思います。
首都圏であれば、時間をかけずに入居を決める方法
親御さんのお気持ちもあると思いますが、ご家族にとって一番安心なのは、親御さんが施設に入居することだと思います。
『介護付き有料老人ホーム』なら手厚いサポートを受けることができます。
24時間体制で介護職が常駐し、食事はもちろん、排泄や入浴など、身の回りのケアを提供してくれます。機能訓練などの体制も整っており、『自立』に向けた介護が提供されます。
日中は看護師も勤務し(24時間体制のところもある)、バイタルチェックや服薬の管理など、医療的なケアを提供しています。
費用を抑え、長く利用できるのは『特別養護老人ホーム』ですが、大人気のため、空きがないことも多いです。
もし介護保険を利用されているなら、ケアマネージャーさんに相談することができます。
親御さんやケアマネージャーさんと相談し、自宅での生活を断念した場合は、入居できる『施設』を探すことになると思います。
でも、地域や予算など条件の合う施設を限られた時間で見つけるのは、ケアマネージャーさんであってもなかなか困難です。
ご家族も、すべてを人任せにするのも気が引けるのではないでしょうか?
やはり、『自分たちで探してあげたい』と希望されると思います。
急いでいる時には、早く情報がほしいです。
それで、現実的に考えられる候補施設を知っておくために僕がおすすめしたいのは、
『きらケア老人ホーム』です。
無料で登録し相談してみましょう。
プロにいくつかの候補施設を教えていただき、その中から希望や条件に合う施設を選ぶことができます。
全部人に任せるのも避けたいし、全部自分たちで探すのも難しいと思われる方に是非おすすめしたいです。もちろん見学も申し込めます。
例えばこういうことがよくあります・・・・・
でも、残念ながら空きがありません。
探す範囲を徐々に広げていきます。
インターネットなどで調べて、電話して・・・・を繰り返します。
でも、なかなか気に入ったところが見つかりません。
その後、なんとか見つかったものの、非常に遠いところになってしまった。
時間もかかりますし、疲れもどっと押し寄せてきます。退院の日は刻一刻と近づいているのに先行きが不透明なため、精神的な負担も大きくなります。
情報をたくさん持っているプロに相談するなら、拍子抜けするくらい簡単に決まることもあります。
特に、『サービス付き高齢者向け住宅』『介護付き有料老人ホーム』『グループホーム』を考えておられる方にはおすすめです。
まずは、一度お気軽に相談してみましょう。
希望される地域、予算、介護度、認知症の有無などを伝えることになりますので、事前の準備としてこれらの点を確認しておいていただければと思います。
無料の資料請求をして、施設の様子や費用などをじっくり確認することもできます。
ご本人のみならず、ご家族の安心度も格段にアップします。
どうしても『家に帰りたい』と言っている場合
お気持ちは本当に良くわかります。
やっぱり自分の家は何とも言えずいいものです。
ご家族もできるなら『そうしてあげたい』と思っておられることでしょう。
ご利用者の中には『退院して、少しでもいいから家に帰りたい』と切に希望される方もいらっしゃいます。
住み慣れた自宅に戻らせてあげたいです。しかし、そのためにはいろいろと体制を整えておく必要があります。
・体の清潔の心配(独りでの入浴は可能か?)
・服薬の心配
・転倒の心配
親御さんが認知症であれば、これらに加えて・・・・・
・徘徊の心配
・刺激が少ない・動かない(廃用性症候群:筋肉・関節・骨などが弱くなる)
・被害妄想
などいろいろあります。
どうしても家に帰りたいとおっしゃる場合は、まずはケアマネージャーさんに相談しましょう。そして、いつどのような状況になっても慌てないように、並行して施設も探しましょう。
ケアマネージャーさんに相談するなら、家での生活に何が必要かを見極めてアドバイスしてくださいます。
生活環境を整えるために、介護保険が適応される『住宅改修工事』や『福祉用具レンタル』『訪問介護(ヘルパー)』や『デイサービス』を利用することができます。
ある男性(要介護4)のご利用者さんの例です。奥さんは亡くなっています。
訪問介護などを利用して生活しておられましたが、お体の状態が悪くなり、入院されました。
治療によってお体の状態が改善し、退院が決まりました。
息子さんたちの希望は、『施設に入ってほしい』ということだったのですが、ご本人は「どうしても家に帰りたい」とおっしゃり、自宅に戻ってくることになりました。
ケアマネージャーさんからの依頼があり、訪問再開となりました。
このような予定でヘルパーの訪問が計画されました。
(月)・(水)・(木)・(土)・(日)
時間 9:15~10:15
内容 オムツ交換、清拭、朝食準備、服薬、トイレ介助、昼食準備、
水分補給、デイサービス持ち物準備、その他
(火)・(金)はデイサービスへ通い、入浴などされています。
(月)~(日)
時間 17:00~18:00
内容 夕食準備、服薬、水分補給、トイレ介助、翌朝食準備、その他
約1ヶ月程このような形で自宅での生活を送られ、その後再び入院になりました。
生活に必要なかなりの部分は『介護保険サービス』を活用することによってカバーすることができます。
ケアマネージャーさんに相談することによっていい『落としどころ』を探っていくことができます。
でも・・・・・こう思われるかもしれません。
「並行して施設を探すのはいいけど、すぐに見つかってしまい、ヘルパーさんを断ることになったら申し訳ない」
心配はいりません。
『施設への入居が決まるまでサポートを受ける』で大丈夫です。
認知症でも入居大丈夫
『親は認知症なんだけど、施設で受け入れてくれるのだろうか?』
と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
大丈夫です。
『認知症重度可』という施設もあります。
『認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)』という施設もあります。
ただ、これも毎回自分で施設へ尋ねるのは骨が折れます。
親御さんの認知症の症状など、何回も何回も説明するのは気が滅入ります。
もし、何度も入居を断られるなら、介護者のお気持ちは暗澹たるものになり、心が折れてしまうかもしれません。
でも、プロに頼むならそうしたリスクも避けることができます。
まずは一度プロに相談しましょう。
施設の内部事情にも精通しておられるので、きっと力になってくれます。
まとめとして
急に物事を決めなければならないのはしんどいです。
十分前もって情報を得ておき、しっかりとメリットを親御さんに伝えることができるなら、ご理解を得やすいと思います。
親御さんの気持ちも無視できません。
うちの義父もそうでしたが、『まだまだ大丈夫だ!』『一人でもやっていける!』と思っているものです。
そこへもってきて、施設への入居の話をするのは、やはり困難です。
施設に入るか入らないかといったことは、感情的なもつれが起きやすい内容です。
『さっさと施設へ放り込んで楽をしたいんだろう』
『この家をどうにかしたいんだろう』
などの消極的な感情が渦巻いてしまいます。
話していると、お互いに感情的になる場面もあるかもしれません。
そうした心配がある場合には、ケアマネージャーさんに間に入っていただくことができるかもしれません。
うちも、義父の時にはケアマネージャーさんにお願いしました。
ご家族のお考えやお気持ちを代わりに伝えていただくのも一つの方法です。
並行して、ピッタリな施設を探しましょう。
退院の日が近づいてきてしまい、『急遽』、『仕方なく』ここに決めてしまったというのは、あまりにも残念です。
『きらケア老人ホーム』に無料登録し、まずはお気軽に資料請求や相談からはじめましょう。
しっかりとした情報を得てから、話し合うのが最善の道です。
もしも自宅に戻ってこられることになっても、『介護保険サービス』を十分活用し介護者の負担を軽くすることができます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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