ヘルパーの買い物代行サービスは便利です。
便利なのですが、トラブルが発生することもあります。
この記事では、特に高齢者がヘルパーの買い物代行を利用される時にありがちなトラブルのうち
『ヘルパーが、頼んだ物と違うものを買ってきた』
ケースについて述べ、対策と合わせてご紹介したいと思います。
これまで、訪問ヘルパーとして1000回以上の買い物代行サービスを行ってきました。
現場目線の対策をご紹介したいと思います。
この記事は約3分で読むことができますので、最後までご覧いただければ幸いです。
最初に結論です!
実際に起こった例をご紹介します!
頼んだ物と買ってきた物が違った例 『豆腐』
80代の女性ご利用者N様は長年ひとり暮らしをされています。
体を悪くされてからは買い物に行けないためヘルパーの買い物代行をご利用です。
几帳面な方で、冷蔵庫の中の食材など無駄にしないようしっかりと管理なさっておられます。
その日の訪問時、N様の買い物代行メモの中に『豆腐』がありました。
N様にとって豆腐とは『木綿』のことでした。
しかし、ヘルパー(僕)にとって豆腐とは『絹』のことでした。
ご想像の通り、豆腐についてはN様のご希望通りの買い物にはなりませんでした。
スミマセン💦
買物代行を行なうヘルパーの実情
ヘルパー側の言い分としては・・・
・特に豆腐の種類まで指定はなかったので何でもよいと思った。
・買い物の品数が多かったため『木綿』か『絹』かの確認をする時間がなかった。
ということがあります。
帰宅後、品物の確認をご一緒にしていると、
「あら、あなた絹ごし豆腐を買ってきたの。木綿がよかったのに、まあいいわ」
とのことでした。
怒られはしなかったものの、やや不機嫌なご様子でした。
ご希望通りにいかなかったのでお詫びしました。
買い物代行の訪問の場合、多くはヘルパーの訪問時間は1時間です。
その中には、体調確認やお預かりするお金の確認、お釣りの確認、訪問の記録の記入なども含まれます。
道路事情やお店の混み具合によって余計に時間がかかることもあります。
1時間はあっという間です。
なので、希望される品物一つ一つについて細かなところまでご希望を伺う時間はないのが現実です。
ではトラブルを防ぐためにどんな対策が有効でしょうか?
ヘルパーに買い物代行を頼む場合のちょっとした工夫
高齢の親御様に負担にならないようなちょっとした工夫をご紹介します。
・パッケージを保管しておく
写真のようにお好みの商品のパッケージを保管しておいていただくなら効果的です。
ヘルパーが買い物代行に行く時に持っていけば間違いありません。
豆腐以外にも、調味料、麵類、パン類、または洗剤やシャンプーなど何でも対応できます。
パッケージ作戦であれば、商品を間違えないだけでなく、個数の間違いもありません。
N様は「今日はこれとこれとこれね!」と数種類のパッケージを出されます。
時間の短縮にもなり大変便利な方法です。
まとめ
ヘルパーに頼む買い物代行のトラブルの中で『頼んだ物と違うものをヘルパーは買ってきた』
というケースは時々あります。
限られた時間の中でヘルパーは一生懸命頑張っているものの、どうしても至らないことがあるのも現実です。
お好きな商品のパッケージを保管し、それを買い物代行を行なうヘルパーに見せていただくひと工夫によって間違いは減ります。
ぜひお試しいただければ幸いです。
最後までおよみくださりありがとうございました。
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