独居生活を送る親のためにヘルパーを頼む。身体1生活1実例紹介

身体・生活組み合わせ例

ご訪問いただきありがとうございます。

介護福祉士として訪問ヘルパーの仕事に携わっているサード・ラプソディです。

様々な事情により、親御さんがお一人で暮らしておられる方も多くいらっしゃいます。

ご家族は、親御さんのところへ通って、いろいろなサポートをされていると思います。

でも、サポートにも限界があることでしょう。

今回の記事では、訪問ヘルパーを頼む場合に、どんなことをやってくれるのか、僕が訪問している方の例を取り上げてご紹介したいと思います。

1時間の訪問です。身体介護と生活援助を組み合わせたプランです。

ケアマネージャーさんが持ってきてくれる『提供票』には『身1生1』と記載されています。

ご利用者の状態や状況は『十人十色』です。

同じ方はいらっしゃいません。でも、他の方がどのように訪問ヘルパーを活用しておられるのかは、参考になるのではないかと思います。

この記事で分かること
・独居で暮らすご利用者の状態
・独居の親御さんへのご家族の関り具合
・独居ご本人への実際のサービス内容
・独居生活を送るご本人の様子
・独居のご本人をサポートするご家族とヘルパーとの関わり
・独居生活の難しい点
・独居の親御さんをサポートするために、連絡ノートを用意する

この記事は約3分で読むことができます。

最後までお読みいただければ幸いです。

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独居で暮らすご利用者の状態

80代の男性です。要介護2の認定を受けておられます。

地元の信用金庫に定年まで勤めあげられました。定年後はご自分が所有される借家の管理や、庭の手入れなどをなさっておられました。

奥さんは病気のため、入院されています。

医者から『認知症』との診断を受けているわけではありませんが、限りなく疑わしい言動が見られます。

例えば・・・・・
・テレビやこたつの線をニッパーで切ってしまう。
・誰もいない部屋に向かって一生懸命話しかける。叱りつけることもある。
・時計が読めない。秒針が動いているのはだれかが嫌がらせでやっていると思っている。
・悪徳業者にいつも狙われていると思っている。
・スマートフォンをごみ箱に捨ててしまう。(GPSで探すと、ごみ収集センターにあった。そのまま廃棄)
・玄関のカギをかけられなくなる。
・生の肉を食べてしまう。

など様々な分野に及んでいます。

1週間に2回デイサービスに行っていますが、ご自分では『勤めに』行っていると思っておられます。

独居の親御さんへのご家族の関り具合

娘さんが2人おられます。

お2人ともフルタイムで働いていらっしゃいます。

下の娘さんは、歩いて5分ぐらいのところに住んでおられます。

毎日のように通っておられ、夕食を届けたり、服薬の手伝い、洗濯などをされています。

週に何回かはご自分の家に招き、寂しく過ごしておられるお父様を泊まらせています。

ご長女さんは車で20分ぐらいのところにおられます。

仕事の後などに来られ、食事の用意や話し相手になって差し上げています。

定期的な受診にも付き添っておられます。

ヘルパーさんとの打ち合わせなどにも対応されています。

独居ご本人への実際のサービス内容

週に4回、1時間の訪問(身体1生活1)です。以下がその内容です。

・室内の換気
・服薬確認
・昼食準備・片付け、夕食準備
・水分補給
・ゴミ出し(指定日の訪問時、台所・部屋から集める)
・掃除(居間・寝室・台所・トイレ・廊下)
・ひげそりやスマートフォンの充電(おまけ)

『身体介護』が含まれていますが、服薬確認や水分補給のほかに、ご一緒に掃除を行ったり、ゴミを一緒に集めたり出したりするのも『身体介護』になります。

お声掛けして、ご本人ができることを行っていただきます。

掃除機をかけていただくのは難しいので、こたつ布団を上げてもらったり、物を移動してもらっています。

外の指定された場所に、一緒にゴミを出しに行くこともあります。

簡単な昼食を用意し、食後に薬を飲んでいただきます。

夕食も準備します。

時々、お茶やスポーツドリンクなども飲んでいただきます。

そうこうしているうちに時間となってしまいます。

お手洗いは、床が池のようになっていることがあります。流していないことも多いです。時間の限り頑張ってキレイにします。

独居生活を送るご本人の様子

デイサービスに行く日以外は、日中独居となります。

土地をお持ちですが、いつも悪徳業者がご自分の土地を巻き上げようとして狙っているとの妄想に襲われています。

なので、いつも不安と闘っておられます。

本当はだれもいないのですが、ご本人にはイタズラ好きな子供が4~5人いるのが見えていて、困っています。よく声をかけたり注意したりしています。

僕たちヘルパーの訪問に対しては、大歓迎してくださいます。

こちらの声掛けに拒否もなく、いつも快く応じてくださいます。

独居のご本人をサポートするご家族とヘルパーとの関わり

ヘルパーさんに食事提供を依頼されていますが、食材はご家族にご用意いただく必要があります。

野菜や肉、魚、調味料、お米なども必要です。

ちなみに、ご利用者は『焼きそば』が大好きなので、いつも用意してくださっています。

夏場は、脱水症状を起こさないように、『スポーツドリンク』などもそろえておられます。

あと、よく使うのが『ラップ』です。

例えば、ご飯を炊くのですが、そのまま炊飯器に残しておいても、ご本人はお茶碗についで食べることができません。

それで、小分けにしてラップに包んで冷凍しておきます。

ヘルパーさんが来た時に電子レンジで解凍して、おじやにしたり、おにぎりにしてお出ししています。

独居生活の難しい点

物がなくなる・捨ててしまう

スマートフォンや玄関のカギなど、ご自分が『大切だ』と思われる物をだれかに取られたり、イタズラされないように、どこかに隠しておきます。

しかし、どこに隠したのかがわからなくなり、そのまま紛失してしまうことがあります。しばらく経ってからひょっこり出てくることもあります。

上記のスマートフォンもそうですが、スプーンやはし、食器類なども一緒に捨ててしまいます。

ある時は、受診後に薬局で受け取った1ヶ月分の薬をすべてゴミ箱に捨ててしまいました。

幸い、僕が見つけたので事なきを得ましたが、捨てて良いのか悪いのかの判断がつかなくなっています。

お手洗い

尿意や便意はあります。しかし、立った状態で排尿するとうまく便器の中に入らず、周囲が池のようになってしまいます。だんだんと入らなくなる量が増えてきています。

レバーを回して流すことがきず、便など便器の中にそのまま残っています。

もちろんご自分で掃除することはできませんので、足や衣服など汚れてしまいます。

しかし、ご本人はまったくお構いなしなので、衛生面や清潔を保つのが困難です。

リハビリパンツ

ご自分できちんと履けていましたが、だんだん怪しくなってきました。

リハビリパンツには入り口が3か所あります。どこに足を入れるのが正解なのか分からなくなっています。

先日は、一つのところに無理やり両足を入れてしまい、破れた状態で腰巻のようになっていました。

電話

長年使っていたプッシュ式の電話は受話器を持ち上げてうまく取ることができます。

しかし、スマートフォンは難しいです。

画面をどんどん触ってしまい、とんでもない画面になってしまいます。

もちろん元に戻すことはできません。

娘さんに電話をかけたくても、その画面に到達することができません。

充電もできません。

大事な物である認識はあり、その時の思い付きでタンスの中や台所の棚など、いろいろなところに隠してしまいます。

どこに置いたか分からなくなり、パニックになってしまうこともあります。

独居の親御さんをサポートするために連絡ノートを用意する

ヘルパーさんは訪問した際に必ず『訪問の記録』を書きます。

複写になっていて、写しをご利用者にお渡ししています。(最初の訪問時に専用のファイルをお持ちします)

でも、ご本人の様子をさらにお知らせしたい時や、買い足してほしい物などがあった時にお伝えしたいこともあります。

それで、ご家族には『連絡ノート』をご用意いただき、そこに必要な情報を記していくことができます。

ご家族 → ヘルパーさんへの連絡
ヘルパーさん → ご家族への連絡

例えば、ご利用者はお薬カレンダーを利用しているのですが、そこに薬が入ってないことがあります。

時間通りに薬が飲めていないことや、薬がなかったことを連絡ノートに書くことがあります。

その他、普段と様子が違うことや気になることなども記入することがあります。

食材など足りなくなったものを書いておくこともあります。

連絡ノートを通して、普段会えないヘルパーとの連絡をとることができます。

まとめ

様々な事情により親御さんが独居生活を送るのは仕方のないことかもしれません。

ご家族もお忙しいことと思いますが、時間を割いて関わっていただく必要があります。

それでも、訪問ヘルパーを依頼するならば、ご家族の片腕となって様々なサポートを提供することができます。

連絡ノートを活用するなら、ご家族とヘルパーとがチームとして親御さんをサポートしていくことができます。

訪問ヘルパーの利用を是非ご検討いただきたいと思います。

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