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ユニクロのボタンダウンシャツを英国風クレリックセミワイドカラーシャツに作り変えました。
「何でそんなめんどくさいことを」
と思われることでしょう。
ごもっともです。
その理由は『シャツが好き』だからです。
僕はどうもシャツが好きです。
なのに、なかなか自分のサイズに合うシャツがないです。
そして、オーダーでシャツを作るお金もないです。
それで今回、サイズの合っていないシャツをリメイクし、サイズを合わせると共に自分好みのデザインにしてしまおうというやや無茶なプランです。
この記事では、シャツ職人でもないアラフィフ男子でもシャツをリメイクできてしまった顛末についてご紹介させていただきたいと思います。
リメイク前、ユニクロのボタンダウンシャツ
ごく普通のボタンダウンシャツです。
ちょうどセール品になっていて、1000円くらいで買いました。
ネイビーのロンドンストライプ柄は気に入っていました。
サイズはМです。
しかし、ユニクロシャツのMサイズだと、首回りが少し大きく着心地が悪かったです。
また、袖の長さが短かったのも嫌でした。
そこで、一念発起?し、英国風クレリックシャツにリメイクすることにしました。
どんなシャツにしたかったのか?
そのイメージとなる情報が手持ちの本の中にありました。
この本には、男子が揃えるべきワードローブや、正しい着方、メンテナンスの仕方などが細かく記載されています。
メンズファッションについての教科書です。(全部英語💦)
クラシックなスタイルが好きな方は1冊手元に置いておくと、良いと思います。
(アマゾンには在庫ありました)
シャツの項目があります。
最近では、ワイドスプレッドカラーのシャツを着ている方が多いです。
僕も、せっかくリメイクするなら、英国風の襟型にしたいと思いました。
ワイドスプレッドカラーと言っても、写真にあるように、その形は様々です。
その中の④にしたいと思いました。
レギュラーカラーのように狭すぎず、襟が広がりすぎず、程よい感じです。
セミワイドカラーといったところでしょう。
よしっ、これでいこう!
さあ、英国風クレリックシャツへのリメイク開始です。
リメイクの過程ご紹介
僕は素人なので、やり方はメチャクチャだと思います。
ただ、これまで自分の好きなシャツを1から作りたくて、型紙と生地を買ってきて4枚ほど作ってみました。
その時は、型紙通りに作ったのですが、今回は何も見ないでやってみたらどうなるか、チャレンジしてみたかったです。
なので、工程の順番などメチャクチャだと思います。
今回は『実験』という意味合いが強いリメイクとなっています。
順番にご紹介いたします。
襟、台襟、カフスをはずす
襟、台襟、カフスをはずします。
使い古した割烹着のようになりました。
一瞬、「とんでもないことをしてしまったか?」という考えがよぎりましたが、前へ進むしかありません。
はずした襟と台襟とカフスはこんな感じです。
なんかさみしい感じがしますね。
でも、これから型取り作業で頑張ってもらいます。
そして、ボタンもはずして使います。
今までありがとう!
生地の型取り
買ってきたオックスフォードの生地の上に襟を置きます。
待ち針で留めます。
1センチ程縫いしろを取り、印をつけてからカットします。
今度はセミワイドカラーになるので、襟の形が少し変わります。
大体の感じで印をつけました。
裁ちばさみは子供に貸したまま返ってこないので、工作はさみで代用です( ;∀;)
生地は2枚重ねにしてカットします。
工作はさみで何とかカットできました。
台襟の型取り
襟と同じように待ち針で留めて、印をつけてからカットします。
2枚重ねにしてカットします。
無事カットできました。
ユニクロの台襟はやや低めだったので、少し台襟の高さを高くしました。
カフスの型取り
ユニクロのカフスは小ぶりだったので、長めのサイズにします。
2センチくらい長いカフスになる予定です。
左右で合計4枚必要になります。
ユニクロのカフス君、ご苦労様でした。
あとはボタンを使わせてもらいます。
裏芯貼り付け
毛糸屋さんで接着芯を買いました。
アイロンで接着させます。
襟の形に合わせてカットします。
カフスも同じように生地に合わせてカットします。
台襟も同じようにします。
注意点としては、接着芯には表と裏があります。
表面がピカピカしている方をアイロンで接着させます。
少しくらいはみ出ても大丈夫です。
後からはさみでカットできます。
カフスを縫う
待ち針で留めて、裏側を合わせて縫います。
大体、端から1センチくらい内側を縫います。
カーブのところを縫うのは難しいです。
勢いで縫っていきました。
縫ったあと、表に返したところです。
やっぱり下手ですね。
カーブのところが綺麗にいきません。
写真はないのですが、内側の端を5ミリくらい残してあとはカットします。
そして、カーブのところはギザギザに切り込みを入れています。
表に返したあと、5ミリくらい内側を縫い、ステッチにします。
恥ずかしいほど下手です。
縫い目は真っすぐ行っていないし、カーブはいびつだし・・・・・
襟を縫う
カフスと違って襟はよく見えるので余計に緊張します。
端から1センチくらい内側を縫っていきます。
さすがに襟には印をつけました。
角まで来たら、押さえ金具を一度持ち上げて向きを変えます。
真っすぐ縫うのが難しいです。
性格が曲がっているせいかもしれません。
5ミリくらい残してカットします。
そして、角も切り落とします。
角をカットしないと、表に返した時にきれいに角が出ないです。
襟の先端が丸かったら目も当てられません。
目打ちを使って角を出します。
以前見た型紙には、目打ちを使うように指示されていました。
でも、目打ちだととがりすぎて生地から先が飛び出てしまいます。
なので、シャープペンを一緒に使いました。
角を出したあと、アイロンをかけます。
次にステッチを入れます。
表側のステッチが曲がっているとやっぱり格好が悪いです。
「真っすぐ真っすぐ」とぶつぶつ言いながら縫い進めています。
ステッチを縫い終わりました。
カフスよりはややマシかな?
襟と台襟を縫い付ける
台襟で襟を挟み、待ち針で留めて縫います。
台襟のとがったところまで縫います。
縫い付けるとこんな感じです。
襟だけ形になる
襟らしい感じになってきました。
ここまで来ればもう少しです。
左右のステッチの幅が違っています・・・
台襟にボタンホールを付ける
我が家のミシンには、ボタンホールを縫う専用の部品が付いています。
部品にはボタンを置くところがあり、ボタンの大きさに合わせて自動でボタンホールを縫ってくれます。
とても便利です!
やっぱりカーブがダメですね。
直線も曲がっています。
袖にカフスを付ける
カフスに袖を挟み込み、縫います。
一瞬、良さそうですが、よく見るとステッチの間隔が一定じゃなかったりしています。
カフスにボタンホールとボタンを付ける
このデザインをやりたかったんです。
ボタンを2列にするデザイン。
ボタンを付ける手間も2倍かかりますが、好きなデザインにできるのでぜんぜんOKです。
しかし、ボタンの並びがずれている・・・・・
ボタンホールを付ける時に、スタート位置がずれてしまったせいです(-_-;)
身頃に襟を付ける
ここは、途中の写真がありませんでした。(スミマセン)
縫うことに熱中し過ぎて写真を忘れてしまいました。
ついに英国風クレリックシャツにリメイク完成
ビフォーアフターです。
だいぶ雰囲気が変わります。
台襟の大きさを変えたので、襟腰も高くなりました。
実は、襟を身頃に着けようとしたら、なぜか身頃の方が大きく襟に入りきらなくなってしまいました。
なので、襟の後ろ側になぞの生地折り込みが発生しています。(右写真参照、なぞの三角地帯発生!)
外側から見るとこんな感じです。襟下に縫い目が入っています。
でも、襟周りのフィット感もいいですし、カフスもグッとドレッシーになりました。
ちなみに、ネクタイを締めてみるとこんな感じです。
自分好みのデザインにリメイクできました。
ご参考までに、このリメイクシャツを使った『きれいめおやじ』好みの冬のコーディネートをご紹介させてください。
バルマカーンコートはブルックスブラザーズです。
ネイビーブレザーとグレーフランネルパンツはラルフローレンで合わせています。
チェンジポケットやインタックのパンツはいかにも英国風です。
リメイクしたクレリックシャツ、ベスト、ソックス、マフラー、デザートブーツを英国風のテイストで揃えています。
全体的に地味です。
地味ですが、もうアラフィフ男子なので、そんなに頑張らなくてもいいのではないでしょうか。
清潔で暖かく、気持ちよく着られれば十分だと思います。
ちなみに、写真のポロラルフローレンのブレザーはたったの4,312円でゲットしました。
このブレザーについてご紹介している記事は以下にあります。
もしよろしかったらご覧ください。
まとめ
今回は実験的な感じでユニクロのシャツを英国風クレリックシャツにリメイクしてみました。
襟と台襟とカフスを変えただけですが、自分の好きなディテールに変えることができました。
もうちょっとミシンの腕を上げると、もっと仕上がりが良くなると思います。
アラフィフ男子なので、自分の好きなデザインの服を自分で作ったりリメイクしたりできるのはいいリハビリになりました。
『きれいめおやじ』を目指す身としては、清潔で品のいい服を身に着けたいです。
今後、襟やカフスが擦り切れてきた時には、こうしたリメイクの技術は役立つと思います。
また、物を大事にすることができますし、自分なりのSDGsにもなると思います。
さて、今度は何をリメイクしようかな?
最後までお読みくださりありがとうございました。
また次の生地で・・・違った・・・記事でお目にかかります。
それまで皆様、どうぞお体ご自愛ください。
ちなみに、アラフィフ男子として気を付けていたい点を取り上げている記事を以下にご紹介しています。
もしよろしかったらご覧ください。
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